家での集中力ってどうすればいいでしょうか。雰囲気を変えるとか、場所を変えるとか方法はあるのでしょうが、ワンルームだとご飯を食べるのも寝るのもパソコンで調べ物をするのも全く同じ場所なので、いざ何かに取り組もうとしてもグダグダになってしまうんです。
そんな中、リゲティのエチュードの写譜をしているのですが、頭が狂いそうです。
https://youtu.be/QYNCMIHgaaA
同じ譜面、不思議な和音の使い方、気付いたら転調している。
1989年の作品、エチュードとあるので練習曲だそうですが、無理っしょ。弾けない。
ちなみに大学二年生の時に初めてこの曲を聴いて、その影響から「l.c.m.」という曲と「IN A ROOM」という曲ができました。非常に未熟な作品ですので、名前だけに留めておきます。
さて皆さん、楽譜って書いたことはありますか?
もちろん「『楽譜』という文字を書いたことはある!」みたいなとんちではありません。
たまに手書きの楽譜を見せてもらうことがあるのですが、文字と同じで書く人によって様々な個性があります。
例えばこれは僕が大学一年生の時に書いたであろう楽譜。
かわいいですね。そして相変わらずはみ出てますね。
コードしか知らなかったウブな高校生が新たな理論を習得したての時に作った曲の断片なんでしょうね。
太っちょおたまじゃくし、謎のにょろにょろ、二段目にある棒なしおたまじゃくし、よろけたシャープ。
三段目の唐突に現れる二拍三連符、そして縦棒はすべて定規、横棒も定規。
几帳面な性格が見て取れますね。きっと心が純粋な方の楽譜でしょう。
上の楽譜は割とルールを守って書いていますが、例えばこんなピアノの楽譜。
わざと書くのも大変だった。あっちゃこっちゃな楽譜ね。
ト音記号傾きすぎ! 3/4と調号の場所逆! ってか調号が一本ずれてる! 八分音符の棒短すぎ! 四分音符とかは長すぎ! ピアノなら小節線つなげろ! 棒の向きも考えろ! 上と下の音符も揃えろ! 加線の場所が違う!
と、突っ込みどころ満載なわけですね。それを改善したのがこちら。
実は棒の長さも、音符の大きさもある程度決められているんです。
たまにゴマ粒くらいの音符の人とか、シャーペンでうっすーく書いている人もいますよね。
僕は手近にあった4Bの鉛筆で書いたので、ゴリゴリですが。
(4Bの鉛筆って楽譜に色々書き込むときにちょー便利だよ。知りたい人いたら言ってね)
「初めてみる楽譜なのに、よくこんな短時間で演奏できるね~」っていうのは、このルールに則った楽譜なので、風景として、形で見れば分かるんです。
ルールだけで一冊の本が出ています。なかなかコアな内容ですけど、大半のルールを出版譜は守っていますね。
書き方も個性でしょうが、テストの答案だって履歴書だって綺麗に書いてあれば細かい部分が雑でも印象はいいと思います。
自分だけならいいんですけど、弾いてもらったり、説明するときは大切ですよね。
「字が汚いから」みたいに「音符が汚いから」っていうのは気にしないで、少しルールだけ気にしてもらえるとお互いいい気持でやり取りできると思います。
ちなみに、どの世界でも道具を変えるとそれらしく見えるわけで、次の楽譜は万年筆でちゃちゃっと書いたものです。
なんかこなれた感じが出ますね。上に書いた細かいルールは無視していますけど、ベートーベンの自筆譜とかもっと訳分からないですからね。
そう、それらしく見えるのはいいんですけど、書き直しが出来ないのが少し不便。ホワイトとか砂消しとかあればいいのかな。
誰かさんみたいに間違わなければいいのか。
頭の中で完璧に組み立てられればいいですけどね! 迷いがあるから紙に書くんですよ! まったくもうって感じ。
さてさて、次は何を書こうかしら。
例えば、僕が頭の中でどの位音を鳴らしてるかってことに興味がある人がいれば近々まとめてみますね。
それともお掃除テクとかの方がいいのかな。
ネタが思いつかなくて、恒常的にブログに向かう気にならないんですよ。
思い立つのも深夜でしょ、お肌に悪いわよね。
一応、毎週日曜更新って謳った気がするのでまた会いましょう。
それでは。
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