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2016/11/27

音楽家/ミュージシャンとして

おはこんばんにちは。

細々ですが5,000pvに到達しました。

2年8ヵ月も経つんですね。時間はあっという間です。


もうすでに修士2年の後半に差し掛かりましたから、そろそろ来年度の身の振り方を考えなければなりません。


とりあえず一年は東京で足掻くつもりです。

もちろん、途中で息絶えるかもしれませんが(笑)


音楽理論のレッスン(現在生徒5名)、楽譜浄書、諸々のバイトでお金を稼ぎながら、作曲・音楽活動をする、という予定です。

そんな簡単なことではないということも分かっているつもりです。

ただ、音楽を初めてから20年(圧縮すれば丸5年くらい)音楽に携わってきたので、これからもそうしていきたい、と思っています。


(それは就職した友人たちが少しずつドロップアウトしているのを見ているから、というのもあるでしょうね。)




さてさて、そんな僕の将来の夢は音楽家/ミュージシャンになることです。

これって前に書いたっけ?



そう、作曲家でも、音楽家でも、ミュージシャンでもなく、

音楽家/ミュージシャンになることなんです。



僕が生粋のバンドマンで、クラシックに(しぶしぶ)関わるようになったのは大学に入ってからだというのは周知の事実かと思いますが、その中で何度も何度も壁にぶつかってきたんです。



「クラシック音楽が全てなの?」

「いやいや、流行りの曲にもいい曲はあるし、むしろそっちを聴いている方が感動する」

「でもオーケストラでゴリゴリ弾いてるのもいいし」

「ライトを浴びながらシンセサイザーを弾くのも好き」

「ジャズピアノも習いたいね~」

「作りたいのは現代音楽。ネタを仕込みたい」


「じゃあ結局、俺は何屋さんなの?」



という具合です。

やりたい音楽が両極端、といいますか共通項の薄いものばかりなので、その度に思考が振り回されてしまうんです。


昔こそ「俺が新しい音楽ジャンルを作ってやるぜ! 音楽業界を引っ張っていく!」

とも思っていましたが、

今はもう「本人が心地よくて、満足感のある音楽なら何でもいいじゃないか。ただ完成度は極限まで高くするのが条件」

と考えが変わってきました。


時代を前に進めることだけが全てではなくて、むしろ自分の作品の価値を分かってくれる人が現れることの方が素晴らしいことだと。

それが結局時代を前に進めることに繋がるんだと。

ようやくプロセスが見えてきた感じです。


とはいえ現状では寡作なのに変わりはありません。


まずは修了作品・論文を仕上げて皆さんからの手厳しいご意見を頂戴したいと思います。



そうそう、音楽家/ミュージシャンって作曲だけじゃないという意味もあります。

つまり作曲だけやっていたら実際の音楽現場のことを忘れてしまう、と。

あくまでも音が鳴る場所を想定して音楽を作り上げるべきなので、演奏なりPAなりで生の音を聴く機会を作り、かつ自分でも演奏活動をしていこうと。


当面は

・オーケストラで細々とチェロを弾かせてもらう

・ジャズピアノを細々と練習してセッションに混ぜてもらう

・MacbookとMax/MSPでエレクトロニクスの即興演奏をやる

・合唱とかもやらせてもらう

・ライブに出てシンセサイザーをブイブイいわせる

という感じですね~。


これだけでも量が多いよな~。



昨日の飲み会で「吉田さんって何でもできるんですね! 本当にすごいと思います!」的なことを言われたんです。

ただ、僕はその言葉の裏に「何にも本格的には出来ないんですね」という意味を感じてしまうんですね。

言った人がプラスの意味で発言したとしても。


だってチェロはソロで弾いたことはないし、ジャズピアノだってにわかだし、エレクトロニクスだってライブ経験はないし、合唱はカッサカサの声だし、ライブでも思いっきりとちるし。


そう、だから「ピアノしかできなくてもそれで価値を感じさせることができるのは本当にすごいことなんですよ」って心の中で思っています。


とにもかくにも、作曲だけじゃなくて音楽全体に触れていきたいと思うわけです。

僕の恩師、そして恩恩師のユン先生は政治的な部分もある作曲家ですが、残念ながら僕は政治には全くもって疎いので、せめて自分の興味関心の向かう機械なんたらの方でアプローチをしていきたいんですね。



野望はいくらかあります。

ただそのどれもが一人では成しえないということも分かります。



難しいですね。

もっとアウトプットしないと。



修了作品の音源は公開しますので、次回の更新をお楽しみに。


それでは。