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2017/03/12

ピコ太郎《PPAP》の分析

おはこんばんにちは。

昨日、TA(ティーチングアシスト)をしている中学校で合唱コンクールがありました。
学校っていいな〜ってとても懐かしくなりました(※まだ学生)。

ついったでは写真をうpしたんですけど、一人一人からのメッセージも頂きましたよ。
教師冥利につきるとは、まさにこのことですよね(※まだ学生)。

そんなことで中学生ロスに襲われているヨシタクですが、4月からNEETですよ。
まぁでも近々開業届を出して、プロのティーチングアシスト、略してPTAにでもなりましょうかね。

もう少ししてから真剣に考えよう。まだ学生だし(胸をなでおろす)。

そういうわけでこれ。





前二回がやたら理論に偏ってるからどうしようと思っていまして、
でも人気のある曲を分析するにはどうしようかな〜って思っていたんです。

ググって一番上にあるやつを分かりやすく分析しよう、と思ったらこれ。

どう分析すればいいんだよ、って思いましたけど取り組んでみましょう。



===
冒頭ロゴ部分のメロディーを抜き出します。


これに1音ずつ「ぴこたろう」と詞が乗ります。
Key=G#mのように聴こえます。

ファ#がファ##になっていないところをみると、ナチュラルマイナースケールですね。
ポップな曲では紅蓮の弓矢、UFOなど非常にありがちです。
(ナチュラルマイナースケール…自然短音階。例えばラの音から右に白鍵を弾いていくと聞くことができる)

一番最後の「ピコ」で音程が無くなっていますね。
この後から音程がなく話し言葉のイントネーションで歌っていることを示唆しているのでしょうか。

ちなみに、クラシックでも音程のない曲があり、特にシェーンベルクの《月に憑かれたピエロ》が有名です。歌と話し言葉の中間のようなこの技法はシュプレッヒシュティンメと呼ばれています。

よく聴いてみると、彼の他の作品も音程がない曲ばかりです。
これはメロディーよりも詞を覚えてもらうための工夫と言えるでしょう。


===
本編のキーはC#m、しかもペンタトニック的ですね。
(ペンタトニック…5音音階のこと。例えばヨナ抜き音階など)

楽譜にするとこうなります。


実はこれってロゴ部分のメロディーを内包しているんですね。
だから本編との間にギャップが無いように聴こえるんだね! すごーい!

ちなみに他の曲ではキーが違うものもあるので、そこまでは意識してないかもしれません。

(0'15")は下行形のアルペジオ。ド#、シ、ソ#、ファ#が2回。
よく見ると順次進行と跳躍進行が交互に現れます。

下行とバランスを取るように上行のフレーズが出てきて、曲名である「PPAP」が登場します。
言葉を特に聴こえやすくするために、音源が消えてブレイクになっていますね。


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そのあとはベースがド#を鳴らします。気持ち程度音が変わる部分はトニック→ドミナントとなっていると考えても、ド#のペダルポイントと考えてもいいでしょう。
(ペダルポイント…様々なコードの下で持続するベース音のこと)

よく聴いてみるとベースとメロディーがオクターブになっているんですね。これはリフになるんでしょうか。


===
さて、(0'25")から歌詞が出て来ました。
テーマ設定ですから弱拍入りです。

この部分からの8小節は2小節x4で構成されていますね。音源はまんま繰り返し。

でも前の部分と比較すると、バスドラのパターンが変わっていますね。
ちょっとした躍動感を演出しています。

(0'39")からは前の半分の1小節でフレーズが構成されています。
そうすることでクライマックスに向かう切迫感が出ます。

それでもって曲名の正式名称が出てくるわけです。
やっぱり音源が無くなってブレイクになっていますね。

そして大事な言葉だからか強拍入り。

そのあと(0'15")のパターンが再び現れて、念押しのように正式名称が出て曲が終わります。

一番最後のフェードアウトする音は何となくPPAPって言う前の音を思い出しますね。



…って書いてみたけど、分析むずくね。短いし。
つーかやっぱり分析自体が音組織とかコードに偏っているんだなと反省。

少しずつ分かりやすい分析にしていきますね。
あと、前にリクエストしてもらった曲の分析は来週書きたいと思います。

ではでは〜。




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