ヘッダーナビゲーション

2014/02/26

回顧録

 今までの音楽経験をまとめてみたいと思います。お腹の中にいるときにモーツァルトを聴かされていたそうですが()、とりあえず自分の記憶があるところから始めます。
 4歳の時にヤマハ音楽教室でピアノを習い始めました。とはいえ家にピアノがあったわけではないので、カシオ製の61鍵キーボードで練習をしていました。エレクトーンも並行して習っていたので、しばらくしないうちにEL-90(中古)を買ってもらいました。音楽棟音楽講義室にあるものと同じタイプのものです。複雑な音作りができたので興奮して、理解のできない説明書を読んでいました。また、グループレッスンだったため先生の伴奏に合わせて歌うことや、どの鍵盤を弾いたのかを答える音当てクイズもしていました。

 小学生になってからも引き続き習っていましたが、練習してもなかなか上達せず怒られてばかりいました。しかしそれでも辞めずに発表会に出たり、学校では鼓笛隊でショルダーキーボードを弾いたりしていました。吹奏楽にスカウトされましたが、帰りが遅くなるのは駄目だと親に言われてやることができませんでした。グループレッスンの内容も少し高度になり、合奏をすることもありました。また、ヤマハの技能試験を受けることになったので、聴音、初見演奏、伴奏付けの勉強していました。

 中学生になりパソコン部に入ると、顧問から楽譜浄書ソフトとDTMを勧められて毎日それで遊んでいました。このときmidiについて勉強するようになり、音源がないと良い音で曲を再生できないということを知りました。文化祭の合唱コンクールの伴奏も3年間やったので、知らない後輩から声をかけられたこともあります()。確かこの時期にエレクトーンの発表会に出て、PAシステムの整った会場で演奏することが楽しいのだと気付いたと思います。メロディーに伴奏を付けて演奏できるようになったのもこの頃で、好きな曲を毎日のように弾いていました。音源を聴きながら試行錯誤を繰り返し、『ポピュラー音楽理論』というコード理論の本を買って勉強しました。一応クラシックも弾いていましたが、興味を持ったのはバルトーク、サティ、ドビュッシーの作品でした。

 高校に入学してからは周りの環境が大きく変わりました。学校帰りにカラオケに行くようになったので、インターネットで好きな曲を探し、島村楽器でスコアを買えるものは買って、細部を覚えてから歌っていました。BUMP OF CHICKENflumpoolに当時はまっていたので、エレクトーンで弾くこともありました。電車通学をするようになり、往復2時間そのスコアを読むことに熱中し、ボカロが登場してからはsupercellのスコアを読んでいました。ボカロがDTMを使うと知ってからはそれを真似して曲作りも始めました。そのときに初めてシンセサイザーを買うことになり、それが今ライブで使っているMM6です。新しい音色を作っては自作に取り入れ、ミックスとマスタリングを勉強して音源を作り始めました(黒歴史)。ギターとエフェクターも買って録音をしたこともあります(黒歴史)。ちなみに部活は弦楽合奏部というのに所属して、チェロを弾いていました。チャイコフスキーやドヴォルザークの曲を弾いていましたが、その時は初心者ということもあり曲を弾かされていたので、自発的ではなくしかもクラシックだと意識せずにただただ弾いていました。受験が近づきピアノもエレクトーンも辞め、勉強に専念しようと思っていたのですが、当時狙っていた福島医大の偏差値があまりにも高かったため、センター試験を受けてから諦めることにしました。それで福大の音楽科を発見し、周りが理数英を極めている中、一ヶ月間で和声学を勉強したわけです。

 何とか大学に受かり作曲を勉強することになったのですが、周りにはポピュラー音楽しか聴いてこなかった僕にとってつまらない音楽ばかりでした。クラシックはとても分かりづらく、弾くときのニュアンスなんて考えたことがなかったため本当にどうしようかと思いました。しかし教授に勧められたオーケストラは、弦楽合奏部と雰囲気が似ていたのでできるかもしれないと思い、その過程で指揮もやることになったわけです。高校の時から憧れていたライブをするために音楽プロデュース研究会にも入りました。今までMM6一台でなんとか乗り越え、ロック、ジャズ、プログレ、オリジナルなど様々なジャンルに触れることをとおして音楽性が豊かになったと思います。ドラムも叩くことができ、私にとって最高でした。また、研究室では最新の楽譜浄書ソフトを使えたので自作の楽譜を作るようになりました。中身より見た目にこだわってしまうのはおそらく、数学の証明をやたら綺麗なレイアウトで書こうとしていたことが影響していると思います。

 書ききれない部分もありますが、おおよそこんな感じです。何らかのシンパシーを感じて下さった方は是非コメントをお願いします。

0 件のコメント:

コメントを投稿