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2014/02/25

最新の音楽

 今回は自分の研究テーマについて。
 私たちの周りにはたくさんの音楽がありますが、『最新』の音楽について考えたことはあるでしょうか。先週発売されたCDの曲、昨日始まったドラマの曲など様々なものがありますが、今回は歴史の長いクラシック音楽について考えてみたいと思います。
 クラシック音楽にはいくつかの区分が設けられており、古い順に中世、ルネサンス、バロック、古典派、ロマン派、近代、現代となっています。ここ数十年の間で作られた音楽は上の現代の分野に当てはまり、現代音楽と呼ばれます。まずは、その現代音楽の有名な曲を聴いてみましょう。

ジョン・ケージ《433秒》


シェーンベルク《月に憑かれたピエロ》


 非常に偏った選曲ですが、Youtubeなどで調べてもらえば他にも似たような雰囲気の曲を聴くことができると思います。おそらく、「こんなの音楽じゃない!」と思うのではないでしょうか。これらがいったいどんな価値を持っているのか分からないことでしょう。それまでのクラシック音楽、例えばバッハやベートーベンの曲なら「音楽」だと納得できると思います。これらの曲には旋律があり、調整があり、分かりやすいリズムがあります。しかし、上に挙げた2曲はどうでしょうか。ケージの作品はそもそも音がなっていませんし、シェーンベルクの作品も果たしてこれが旋律なのかと考えたくなります。

 私はこんな現代音楽を研究のテーマにしています。作曲が本業なので、これから卒業までにいくつか作品を作る予定です。最終的にはこのブログで自作の宣伝も行えるようになりたいと考えていますが、まずはクラシック音楽に限らず総合的に音楽を見ていきたいと思います。

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