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2017/05/21

RADWIMPS《前前前世》の分析②

おはこんばんにちは。ぴよたくです。

気が付いたら5月もあと10日になりましたね。何だか、時間が過ぎるのが特に早いような気がします。この間までコートを着ていた気がするのに、もう半袖じゃないといられないくらい暑くなりましたからね。

生活の方も徐々に安定してきました。とは言え、安定を求めるだけではいけないんですよね。作曲家(仮)ですから。今後も破天荒なことを色々とやっていく予定です!


ということで、前の続き〜。改めてここにも動画を埋め込んでおきますね。



イントロ部分の分析はこちらの記事にまとまっているので、ぜひそちらもご覧ください。

0'21" 1番Aメロ(16+4)

ドラムの音数がグッと減りました。スネアとシンバルはほとんどなっていません。というか、あの調子で進んでいったらサビで尋常ではないドラムになってしまいますよね。

ここの歌詞はまるで話し言葉のように聴こえてきますね。リズムパターンもそうなんですけど、それ以上に「使っている音が少ない」というのが挙げられます。

この曲はKey=Bなので下の音階の音が出てきますが、Aメロに関しては5音しか出てきません。


ペンタトニックと言えますが、多くは4番目と7番目の音が抜けるので少し珍しいタイプのペンタトニックです。これと同じ音階の曲を挙げておきますね。



《ようかい体操第一》では「ようかいの〜せいなのね」の太字以外は全て上に書いた5音音階です。

0'47" 1番Bメロ(8+6+4)

「君の髪や瞳だけで胸が痛いよ〜同じ時を吸い込んで離したくないよ〜」までは前に書いた5音音階ですが、「遥か昔から〜」はバツを書いた音が一瞬だけ出てきます。

楽器陣の演奏しているパターンが変わったからというのもありますが、メロディーだけでもガラッと雰囲気が変わっているのが分かります。


「何を思えばいい〜」の部分は4小節に渡って同じF#のコードがなっています。しかも、この4小節は本来半分の2小節しかないところを引き延ばされています(元々は8+6+2=8+8となるはず)

引き延ばされるっていうのは言い換えれば「じらされている」ということです。ということは、この次に何か印象的なことが用意されているということです。


1'09" 1番サビ(16+4)

準備されていました。サビ頭に曲名が現れます。ですから、この部分が非常に大事だということは一目瞭然です。

さらにここを目立たせるために、かなり強めな方法でメロディーを作っています。それは「同じ音の連続から、急に上に跳ぶ」という方法です。


これ、非常に印象的に聴こえます。比較用にこうじゃない場合を少し考えてみましょう。




弾いてみました。1番目、2番目、3番目、1番目の例ということで弾いています。


どれが好みか、というのはさておき、やっぱり2番目3番目はサビ頭の曲名が明瞭に聴こえてきませんね。

特に3番目は別なニュアンスが聴こえてきます。聖者の行進みたいな。

やっぱり1番目の例が一番いいですね。非常にドラマチックです。


そしてですね、Bメロで変わったペンタトニックが出てきていましたが、サビでは綺麗なヨナ抜き音階になっています。



左から4番目と7番目の音が抜けています。ですから47抜き音階、ということになるわけです。

その他

2番サビだけ「革命前夜の〜」の部分だけ「ぜん」の音を繰り返していないんですよね。どうしてなんだろう。


間奏の猿人?が出てくるところはAメロと同じペンタトニックです。


大サビ前に「パッパッパッパッパッパッ!!」とイントロと同じ回数のキメが出てきますが、ここは編集はされていないみたいですね。そしてブレイク


4'30"からの部分がものすごくRADWIMPS感に溢れている気がするんですけど、これはどうしてでしょうね。



つーことで終わり。前にも書きましたけど、一つのアーティストに絞って全曲分析とかやってみたらかなり面白そうですよね。PDF化したら誰か読んでくれるものだろうか。

ということでまた来週〜。




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