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2016/05/15

Accidentals

みなさんこんばんは。
僕はですね、まかないで天ぷらを頂いてきたところです。
昔は食べられなかったんですよ。天ぷら。油っこくて。
好き嫌いとかじゃなくて、頭が痛くなるんですね。
だから実家に帰ったらばーちゃんの天ぷらをたらふく食べてきたいと思います。




今日はですね、臨時記号についてだけ書きますね。
前に僕が主催している作曲ゼミでやった内容なんですけどね。
結局のところ、すべての臨時記号っていうのは分類できるわけです。

まずよく見かけるやつ、下方刺繍音ね。

そうそう、阿佐ヶ谷姉妹でおなじみのやつね。
この曲はイ短調ですから、導音としてのGisかも。
ただ、半音下から装飾しているという特徴があるので、刺繍音とも言えるね。

ちなみにたまに上方刺繍音というのが出てくるけど、ごくまれね。



次に半音階的経過音ね。

A-Ais-H、この動きが経過的かつ半音階なのね。
だから部分的にH-durになって導音が現れたというのはナンセンス。
ちなみに、後の小節だけを切り取って見ればAisは倚音ね。

基本的にこいつらは旋律の中にだけ現れて和音には出てこないわけね。
最初の例はラドミの和音だからね、Gisはないよね。
だから、非和声的な臨時記号ね、こいつら。


じゃあそうじゃない、和声的なのもいるわけ。

このFisは和声的なやつね。つまり転調してるの。a-mollからe-mollに。
Disは下方刺繍音、もしくは短音階の第七音だから変化してるわけね。

この短音階の第六音、第七音っていうのももしかしたら和声的なのかもね。

他にも他調から借用した和音(ドッペるドミナントとか)、ブルーノートみたいな他の旋律に変わったときの臨時記号がいるの。


じゃあ練習問題でこいつら。














His(倚音)、Dis(倚音)、H(前小節の打消し)、Ais(刺繍音)、D(前小節の打消し)、A(前小節の打消し)、Ais(倚音もしくは半音階的経過音)

かな。
具体的な例の中には前小節の打消しみたいな親切臨時記号もあるから注意ね。

次はこれね。














Cis(ドッペルドミナントつまり借用和音)、B(ドッペルドミナントもしくは半音階的経過音)

かな。
ちなみに半音階的経過音っていうのは内声のH-B-Aの進行ね。


じゃあこいつらはどうか。







上例は全音音階(ホールトーンスケール)、下例は十二音技法となるわけで、
特に十二音技法の場合は便宜的な書き方として使われているわけです。

まぁまぁこんな訳で臨時記号についてまとめ上げた訳ですが
疑問点や改善すべき点があればぜひお知らせください。
では、また。


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